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日立市内を散策してみよう

地図で場所を確認してみよう!
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カラミを見よう!

カラミとは:大雄院製錬所だいおういんせいれんじょの溶鉱炉で銅鉱石を溶かし、銅を分離するときに出た廃滓はいさいです。成分は鉄や珪酸分けいさんぶんが多い。ガラス質の硬く鋭い角をもった細粒で路盤材ろばんざいなどに使われます。日立鉱山の歴史のひとつです。


共楽館を見学しよう!

共楽館とは:大正6(1917)年に日立鉱山の従業員・家族のための娯楽施設として造られました。東京の歌舞伎座かぶきざがモデルとなっています。芝居、演芸、映画、音楽会、舞踊、講演会場として使われました。現在は日立武道館となっています。


ダルマ煙突(阿呆煙突)と大煙突を眺めよう!

・ダルマ煙突(下煙突)
径18m、高さ36m。煙害えんがい防止策として考えられた構造。意に反して煙害が悪化したので「阿呆煙突あほうえんとつ」とも呼ばれたようです。
・大煙突(上煙突)
大正3(1914)年に155.7mと当時世界で一番高い煙突として完成しました。高くすることで煙害を防ぐことができるようになりました。平成5(1993)年に倒壊とうかい。現在は54mとなっています。


日立製作所の始まりの地を見よう!

JX日鉱日石金属の駐車場の山側にあります。
日立鉱山で使う機械の修理から始まり、5馬力モーターを作り出していきます。


座禅石(布団石(ふとんいし))を見つけよう!

日立鉱山の製錬所があった日立村杉室には、寺院・大雄院が建っていました。大雄院を開基した南極寿星禅師(なんごくじゅしょうぜんし)が座禅したといわれる石が座禅石です。重さ約1000トン。この岩石、カンブリア紀のものであることが分かっています。約5億年前からこの地に存在していました!

カンブリア紀の地層について
 地球に生き物が生まれた4億8830万年前から5億4200万年を古生代の「カンブリア紀」といいます。現在日本で見つかっている一番古い地層はこのカンブリア紀のもので、日立市には多くのカンブリア紀の地層が岩石となって露出ろしゅつしています。ちなみに人類の遠い祖先といってよい猿人が現れたのは、今から数100万年前、メソポタミアやエジプトに最初の文明が現れたのは今から5500年前です。

日鉱記念館を見学しよう!

銅鉱を採掘した跡地。鉱山で使われたいろいろな道具や歴史を知ることができる場所です。
ちなみに銅鉱床はカンブリア紀の赤沢層の中にありました。 記念館の敷地内にも坑道がみえます。かつては数千人がこの中へ入り、鉱石を掘り出していたのです。

■日鉱記念館HP
https://www.nmm.jx-group.co.jp/museum/

日鉱記念館を過ぎてトンネルを抜けると下り坂に!
奥日立きららの里を右手に見ながら一気に下っていきます。



御岩神社へお参りに行こう!

水戸徳川藩主が代々参拝を常例とする祈願所という歴史を持つ神社です。それ以前から『常陸国風土記ひたちのくにふどき』に「賀比礼かびれの高峰」として神聖な場所としてあがめられてきました。神仏混淆しんぶつこんこうの名残があるのが特徴です。
文化財:大日如来坐像だいにちにょらいざぞう(県指定)
阿弥陀如来坐像(市指定)
天然記念物:三本杉・・・幹が三本に分かれている
三叉のところに天狗が棲んでいるという伝説から「天狗杉」とも呼ばれています。
■ 御岩神社HP http://www.oiwajinja.jp/index.html


玉簾の滝を見よう!

天和3(1683)年に徳川光圀がここを訪れ、滝の水が流れ落ちる様子が簾に似ていることから命名したと伝えられています。
またこの滝の岩肌はカンブリア紀のものです。滝も岩石も見ることができるスポットです。市指定の文化財です。


⇒次回は北のお勧めスポットをご紹介します!