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会議所について

会頭ご挨拶

新時代で躍進 -地域と共に-

日立商工会議所 会頭 秋山 光伯

  国内のコロナウイルス感染状況に落ち着きが見られ、マスク着用の制限が緩和されるなど、社会全体が活性化の方向に動き出しております。 日立市を代表する行事であります「日立さくらまつり」も実行委員会の総意のもと4年ぶりに開催され、多くの方に楽しんでいただけたと思っております。 そうしたなか、感染症の後遺症に苦しむ方やお亡くなりになる方もおられますので、引き続き、気を緩めないことが大切と感じているところです。
経済に目を転じますと、ロシアによるウクライナ侵攻や円安などで物価高となり、特にエネルギーや原材料など企業物価の上昇が続き、私たちをとりまく経営環境は厳しくなっております。 また、賃金引上げの動きが大企業を中心に広がっておりますが、地方の中小、小規模企業にとりましては、価格転嫁の問題などで賃上げ原資の確保が難しく、 雇用の維持を優先せざるを得ないというのが実感かと存じます。

  こうしたなか、当市では自社発展へ向けた各企業の懸命な経営努力のもと、行政はじめ関係機関の支援施策もあり、地域経済の維持発展が図られております。 また、各方面で将来へ向けた新しい活力も芽吹きはじめ、工業では地元大企業による、市内外への大型投資が計画され、素材生産の重要拠点として、 地域の発展と雇用創出につながるものと期待されております。近年、新たに立地いただいた企業も多く、ものづくりの多様性や高度化がさらに進むものと感じており、 そのなかで中小企業がともに成長していけましたら何よりと考えているところです。
商業やサービス業では、ご案内の通り、この春に、「無印良品」と「いばらきコープ」を核とする日立駅前商業施設がリニューアルオープンいたします。 日立商工会議所といたしましては、駅前地域に多くの人が集い、賑やかさが戻るよう、今後とも日立市役所、日立市議会、地元の皆様と協力し、取り組んでまいります。
観光では、来春、日本商工会議所の観光振興大会が水戸市を中心に茨城県で開催されます。 日立商工会議所でも、運営面での協力とともに、多くの皆様方と参加したいと考えており、また、こうした機会に、海や山をはじめ当市観光の魅力発信に努めてまいります。

  日立商工会議所の事業運営では、コロナ禍の影響により、一部で当初の計画を変更しておりますが、会員訪問や相談窓口を強化して、金融や補助金申請はじめ、 各種経営相談に応じるなど、商工会議所の本来の業務に総力で取り組み、一定の成果があげられたものと思っております。会員はじめ地域企業の事業継続、発展は最優先事項であり、 今後とも、さらに力を入れて取り組んでまいります。また、基本の組織であります部会・委員会を軸といたしまして、デジタル化や脱炭素化に向けた研究を進め、地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。
社会、経済ともに多くの不安や課題を抱えての新年度となりますが、この難局を乗り切ってまいりたいと考えておりますので、さらなるご支援、ご協力をお願い申しあげます。

日立商工会議所 会頭 秋山 光伯

日立商工会議所宣言

  1. この地に根づいている『モノづくりの精神』を大切にし、新たな時代にふさわしい産業を興そう。
  2. 地域経済の発展のために適時、適切な提言、要望活動を推進しよう。
  3. 会議所活動の浸透を図るために、地域の声を事業に反映させよう。
  4. 豊かな地場産業を築くために、IT(情報技術)を駆使しよう。
  5. 中心市街地活性化のために、多角的にアプローチをしよう。